Tricker’sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例のご紹介

イギリス製ダイナイトソールを使用し、ウエルトから交換します。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

今回ご紹介するトリッカーズは過去6~7回オールソールをされたとの事でした。
画像をご覧頂き、ウエルト部分に縫い代の無い事がお分かりになるでしょうか?
さすがにこれだけの回数をこなすと仕方ない事ですが、 この状態では今回のオールソール交換は出来ません。
そこで、ウエルトから交換する事になりました。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

アウトソール、ミッドソール、コルク、シャンクをすべて取除いた状態です。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

ウエルトとアッパーの縫込み糸を切り、ウエルトを取り外していきます。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

ウエルトを取り外した状態です。 

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

新しいウエルトとアッパーの縫込みを行います。この際、アッパーにダメージを与えないように、従来の針穴を拾いながら慎重にすくい縫いをしていきます。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

ウエルト取付け完成後、シャンク、新しいコルクを入れ,新しいミッドソールを形成し、ダイナイトソールを張り合わせた状態です。

上質なグッドイヤーウエルト製法の靴がよく「一生物」といわれるのも、このようにウエルトさえしっかりしていれば何度でもオールソール交換が可能であり、日頃からアッパーの手入れさえしておけば、確かに一生付合える靴になりますね。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

新しいウエルト表面です。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

新しいウエルトとダイナイトソール(アウトソール)を縫込みます。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

仕上げ後のコバ廻りです。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

仕上げ後のヒール廻りです。これで縫い代が確保されました。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

丸裸にされたアッパーはトリッカーズじゃないみたいです。

Tricker'sのオールソール例

新しいダイナイトソールは輝いています。

Tricker'sのオールソール グッドイヤーウエルト製法の特別な修理例

後は、お客様の方でアッパーの手入れをして頂ければ、これからも長く付合える一足になる事でしょう。