Frank Thomas オールソール(コマンドソール)/カスタマイズ例

・セメント製法からブラックラピッド製法でソール作成

今回は宮崎県からご依頼のフランクトーマスの修理例をご紹介します。

フランクトーマスのオールソール例

すでに元々のソールは剥がれてしまった状態でした。ソールはセメント製法(接着)で取り付けられているため、時間の経過と共にこのような状態になるケースは多く見られます。

フランクトーマスのオールソール例

インソールも傷んでいるので交換したいとのご希望でしたので、インソールを取り除きます。

フランクトーマスのオールソール例

新たにインソール用のレザーでゲージを取り作成します。

フランクトーマスのオールソール例

作成したインソールを貼り合わせ、スティール製のシャンク(靴の反りを保つ部品)を取り付けます。

ソールはコマンドソールにしたいとのご希望でしたので、ブラックラピッド製法でソールの作成を行います。

フランクトーマスのオールソール例

ミッドソールとマッケイ用のウエルトを貼り合わせ染色しコマンドソールの土台を作成します。

フランクトーマスのオールソール例

作成したミッドソールをアッパー(靴本体)と貼り合わせ、縫込みます。ここまではマッケイ製法のソール交換と同じ工程です。

フランクトーマスのオールソール例

コマンドソールをミッドソールと貼り合わせウエルト部分と縫込みます。これはグッドイヤーウエルト製法のソール交換と同じ工程になります。

フランクトーマスのオールソール例

ヒールを取り付け、コバやヒール廻りを染色、ロウ引き仕上げを施し完成です。

この様にマッケイ製法とグッドイヤーウエルト製法を併せた製法がブラックラピッド製法(俗にマッケイグッドとも)です。
見た目はグッドイヤーウエルト製法のダブルソールタイプと同じように見えます。